イーサリアム財庫会社SharpLinkが新任共同CEOを迎え、前ブラックロック幹部が加盟

SharpLink Gamingは最近、世界最大の資産管理会社ブラックロックで20年間勤務していたJoseph Chalomが同社の共同最高経営責任者に就任することを発表しました。この人事異動は市場で広く注目されており、SharpLinkの成長に新たな活力を注入しています。

Chalomの参加は、SharpLinkがエーテルを大規模に増持するタイミングと重なった。会社は週末の間に7.7万枚以上のETHを購入し、全てをステーキングした結果、現在の保有量は約43.8万枚に達している。この動きにより、SharpLinkはBitmineに次ぐ第2のETH財庫戦略会社となり、両社は「ETH版マイクロストラテジー」の地位を争っている。

Chalomは豊富なフィンテックとデジタル資産の経験を持っています。彼はブラックロックでの間に、グローバルな機関向けリスク管理および投資管理プラットフォームであるAladdinの製品化と拡大を主導し、データやインデックス、デジタル資産などの分野におけるブラックロックの戦略計画と実行を担当しました。また、彼はブラックロックと複数の主要なデジタル資産インフラ機関との協力を推進し、従来の資産管理プラットフォームとブロックチェーンエコシステムとの深い接続に重要な貢献を果たしました。

SharpLinkの創設者Rob Phythianは、徐々に社長職に移行し、引き続き取締役会に留まります。会社の会長Joseph Lubinは、Chalomの参加がSharpLinkのイーサリアム財庫戦略への強力な支持を示すものであり、また「イーサリアムが世界の金融インフラになる」というビジョンに対する会社の信頼を反映していると述べました。

Chalomを引き付けるために、SharpLinkは75万ドルの年俸、業績ボーナス、株式インセンティブなどを含む豊富な報酬プランを提供し、合計約1250万ドルに達しています。この高額な採用コストは、Chalomの能力に対する会社の認識と将来の発展への期待を示しています。

ベイラード時代に、Chalomは複数の重要な暗号資産商品を立ち上げました。これには、iSharesビットコイン信託(IBIT)およびiSharesエーテル信託(ETHA)が含まれています。これらの製品は急速に市場のリーダーとなり、従来の投資家に暗号通貨市場への参加の便利な手段を提供しました。

Chalomは暗号通貨とブロックチェーン技術に対して前向きな態度を持っています。市場が低迷している時期でさえ、彼はこれらの技術の潜在能力と価値を信じています。彼の参加は間違いなくSharpLinkに新しい視点と機会をもたらし、会社がイーサリアムの財庫戦略においてさらなる成功を収めることを促進します。